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★ どんぐり村の動物病院 S.PET.CLINIC の日常や記事  ★ 正真正銘の「村」の小さなクリニックから発信 ★ 検索フォームで過去記事のキーワード検索もできますよ!  平日9-12、15-18  【土日祝日要電話】
2009年03月30日 (月) | 編集 |
一昨日のニャンコの皮下膿瘍(喧嘩創からばいきん侵入→
皮膚が先に治癒して内部で膿を形成して腫れる)例。

今回、場所悪く「下腹部」です。しかもメタボリックな子で
皮下脂肪たっぷり(汗)

皮下脂肪が感染を受けて、化膿すると、感染が拡大して
やっかいな事(大きく切開して脂肪除去)になることもあり
ます。
そうならないために、小さな切開創から、毎日、洗浄と
廃液を繰り返し、有効な薬剤を使用します。

洗浄2日目、創から汚い色の脂肪組織が見えたので、
かんしで、つかめるものならつかんで、除去しようとし
たら、うまくつかむことが可能(つまり比較的堅く弾力
のある壊死脂肪組織だった)ゆえ、創外へひっぱり出
しました。

スライムを少し固くしたような、壊死脂肪組織(黄色)が
ぶにょ~ん と、2塊でてきました。

ひっぱりだした本人(私)もちょっとびっくり(爆)。。。

ニャンコを抑えてもらっている飼い主さんの反応は、「
という反応ですが、それ以上は無し。。。

うん、もう少しびっくりしてほしかった(笑)。こちらもけっこう
びっくりしたのですから(爆)

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2009年03月27日 (金) | 編集 |
今日の準エマージェンシー(←症状が予測されていましたので)。

老にゃん(雌14歳)、乳腺腫瘍の肺転移により「胸腔内液体貯留」
つまり胸水貯留により呼吸不全(努力呼吸)を起こして来院。

今回で二度目の胸水除去+インターフェロン胸腔内注入の処置。

ニャンコ自身も大変ながんばりですが、飼い主さんも比較的高額
になる治療を了承してくれて本当に頭がさがります。

なんとか、少しでも(治癒せずとも)今後の「生活の質」(QOL)を
いい方向で維持させてあげたいなと思っています。

前回180CC除去、今回は100CCの除去、沈静下の呼吸抑制状態
から、無事帰還いたしました。がんばるのだ!

ただ。。。もうしばらく(少しか。。)経過後は「もうがんばらくても。。。」
という事態になることは事実であり飼い主さんも了解してくれています。
ありがとうございます。

※ 胸腔内排液のためのドレンチューブ留置はせず、一回ごと穿刺
 (留置針)して除去しています。
2009年03月26日 (木) | 編集 |
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昨日のエマージェンシー(受傷は一昨日)わん。

ハスキーとしては高齢になる10歳の子。自宅敷地内
での交通事故(自由にさせてある故)。

後躯が動かない(動かさない)し、で体重も非常に重い
超巨漢(48キロ)なので、横臥と前躯だけの犬座しか
できず起立不能状態。

食欲は多少あり、おう吐や下痢はなし。

数枚レントゲンやら腹部エコーやら検査の結果、脊椎
損傷の可能性はなかったですが、右股関節脱臼状態
でした。

たんかで運ばれてきた巨漢のワン。。スタッフの少ない
当院で果して検査や入院治療が可能なのか?このまま
大きい病院や大学病院へ転院してもらおうか??と思い
ましたが、飼い主さんの家族に体格の良いご主人がつい
てきてくれていたので、協力してもらって、沈静下で、なん
とか検査終了できました。御苦労さまでした。

検査後、脊椎には異常がなさそうでしたので、股関節の脱
臼整復処置を実施しました。柔道整復のように、力と気合
(笑)と解剖の知識が必要です。


通常はおおよそ20分かかる(レントゲンでの確認作業がある
ため)のですが、今回は、ものの3分でうまく整復できました。
力も今回はあまり必要ありませんでした。

股関節脱臼の場合、関節周囲の靭帯などが損傷している
ことが多く、安静継続しても結局は「再脱臼」してしまう事例
が多いので、今後もさらなる検討(手術なども)が必要です
が。。。。

がんばれよ!(自分もね(汗))
2009年03月25日 (水) | 編集 |
今日の昼は、ひさしぶりの往診治療。
近隣の町で車で片道約30分の距離です。

ひとりぐらしのおばあちゃんの家で、複数のにゃんこ
がのんびりと暮らしています。

当院がこちらへ移設当初、地元(更別村)の患者さんも少なく
この先やっていけるのかな?う~むむむ。。。と悩んでいる時
期から、看させてもらっている大事な患者さんたちです。
恩人のような方です

忙しくなった今でも、なにはさておき、依頼があれば
すっとんで行きます。

移設後、今年の秋で2年になりますが、やはり、小さ
な村に「なぜかやって来て開業している
不審(笑)な先生」
「なにかあればすぐに出ていってしまうかも」などの
イメージも多少はあるようで、クリニック近くの近所の飼い主さん
で、ちょっとしたことでも車で40分もかかる別の動物病院へ
行ってしまう事実がままあるようです。。。
地域医療を目指しているんだけどなああ~(泣)

うん、それはそれでしょうがないです。
逆に、車で1時間かけてきてくれる飼い主さんもとても多い
のですから。

診させてもらっている飼い主さんを大事にしていきます(^^)。

2009年03月25日 (水) | 編集 |
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昨日の夜の部手術のニャンコ雌不妊手術は2件でした。

ケース1
外猫(酪農家さん)さん。数日前に交尾しているのを発見(汗)
したとのこと。過去に分娩歴はない(と思う)とのこと。
「開腹して、卵巣、子宮を確認して、妊娠早期の場合もあり
ますので、その場合は卵巣子宮全摘出となります」というこ
とを確認してもらって。。。

さて、開腹、子宮を「こう」でさぐり、創外へ、うん、妊娠兆候
はなさそう。。。ん、あれ、奥に、あれま、直径0.7センチ程度
(子宮筋含む)のエンブリオ(胎のう)を一個発見!
う~む、一胎ということはないだろうということで、腹筋切開
を拡大して、子宮全体を確認。

あれま、全部で、5つのち~さい、胎のうを確認。
おそらく受胎後ほんの数日のミリ単位の命。。。。
今回はごめんなさいです。。。

ケース2
やはり外猫(前記のにゃんことは別の飼い主さん)さん。
分娩後2週間経過。
子どもたちは、生まれてすぐ処分されてしまったようです。。。
赤ちゃんがいないので、すぐにまた発情来たようです。←生命繁殖の業ですね。。

開腹して子宮を吊りだし確認、かなり子宮は太く、走行している血管も太いです。
分娩後の子宮の回復は悪くはないようですが脂肪の付着がひどいです。
丁寧に脂肪を除去していましたが、ここでアクシデント!!
脂肪除去時に、子宮の血管を一部破綻させてしまって出血させてしまい
ました。ちょっと時間がかかりましたが無事止血を終え、この子の場合は
通常の猫不妊手術パターンで「卵巣のみ切除」としました。

画像はケース1の「妊娠早期」の子です。もうちょっとで帰れるよ!
ケース2の子は、大暴れしてさきほど帰りました(汗)
2009年03月23日 (月) | 編集 |
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先日、皮膚の症状がどうもよくならないとのことで(他院治療中)
来院されたパグ犬。

飼い主さんいわく「薬をあげている間はかゆみも皮膚の赤みも
消えるんだけど、食欲がすごいのと、水を飲む量が増えて、
おしっこの回数もすごい」とのこと。

現在の状況、過去の症状、薬への反応 などから、なんらか
のアレルギー性皮膚炎と仮診断して、(引き継ぎ)治療開始
です。(寄生虫性皮膚炎の検査も実施)

アレルギー性皮膚炎に限らず、炎症やかゆみを抑えたり、浮腫
や「腫れ」を減少させるのに有効な薬剤に「ステロイド剤」があり
ます。いろんな種類がありますが、今回は皮膚炎に使用するよう
なタイプの「プレドニゾロン」の簡単なお話です。

なぜか(名前がおっかない?)ステロイド!!と聞くだけで、拒否
反応
を示す飼い主さんがいますが、アトピーなど、アレルギー性
皮膚炎などには、最も重要な薬剤のひとつです。
このステロイドを上手に使用しなければ、治癒に向かわないこと
が多いと思います。軟膏剤、内服薬いずれも。。

ただし、表面的副作用として「食欲増進」「飲水過多」があり、
服用維持中に、「太った」というケースも多いです。

どんな薬もそれぞれの副作用的なものがありますが、特に、プレド
ニゾロンのような薬剤には、上記の表面的な副作用(作用といって
よいのかな??)がありますので、ご注意ください。

もちろん、動物病院でこれらの薬剤が処方される時、もしくは
注射する時は、たいてい必ず、このような副作用の説明がな
されるのが通常です。

時々うっかり忘れることもあります(爆)。


2009年03月21日 (土) | 編集 |
巷では3連休ですね。

今日は予約診療の日。(←土、日、祝日)

本日の予約は3件なので、
診療は午前中10-12時のみに設定しました。

昨晩はひさしぶりの積雪がありました。まだ
今後も(4月になっても)雪は降るようです。

気温はプラス5度程度ですので、積った雪も
少なかったので、除雪の必要はないようです。


2009年03月18日 (水) | 編集 |
今日の半日入院の子
画像はどちらも体は横たわっています。
けっして尾をむりやり持ち上げているの
ではありません(汗)
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肛門嚢(向って左側)の自壊。出血も案外多いケースでした。
よくあるパターンです。

皮膚損傷が広範囲で無い場合、私は、縫合せずに「清潔を
保つ」ことで自壊創が瘢痕収縮することを期待する治療を
選択するのが通常です。

簡単にいうと、「肛門嚢が多少爆発して皮膚もろともやぶれよう
が、消毒などを1週間もすれば、創は閉じ、元通りになる」
ということです(汗)

ただし、最初の一度だけは、爆発(自壊)内部の十分な洗浄が
必要です。

今回のチワワの子なんですが、実は性格が非常にきついため
飼い主さんも、傷のケアをするのは事実上不可能!!
簡単にいうと、「噛んでくる」。。。。

よって、今回は、内部を十分デブリード(掃除)して、三針ほど縫合
して、毎日のケアを不要としました。

抜糸もおそらくそのままではできそうも無いので、抜糸のとき、
去勢手術も考慮しています。
2009年03月17日 (火) | 編集 |
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昨日のオスニャン。
外で大ゲンカして、帰ってきたら。。。。

左前足は「クラッシュ」したかのように当初見えましたが
レントゲン撮影で問題なく、毛を剃って、「膿瘍自壊」と
判明しました。

いつものパターンで、タマタマも無くなり
ました。(去勢)

なるべく喧嘩しないように!
なるべくおいかけっこして道路横切らないように!
2009年03月16日 (月) | 編集 |
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飼い主さんへの、病状の説明、今後の治療方針など
ペーパーを用意してそれに記入して、その書類を見せて
説明して、納得、了解を得ることは基本中の基本です。

伺いをたてずに強引に治療などすれば、結果が良ければ
いい?ですが、そうでなければ最近では「訴訟」ものです。

「血液検査報告書」「治療計画書」「手術同意書」「○○病
について」などなど、ペーパーはいろいろ用意していますが

一番、重宝しているのは、画像にあるホワイトボードです。

対面で飼い主さんとお話しながら、ボードに絵や文章
書くことで、飼い主さんへのこちら側から言いたいことの
伝わりやすさが、大幅にアップします。

以前の病院でもやろうやろうと思っていた「ちょっとしたこ
と」なのですが、こちらへ移設してからはじめた「ボード作戦」
は、非常に気に入っています。

今では、このボードが無いと、診療が成り立たないほどです(笑)
画像のホワイトボードは小さくみえますが、実際はかなり大きな
ものです(^^)。

2009年03月13日 (金) | 編集 |
本日金曜日の昼の部の予定手術は、11歳の雌ワンの
乳腺腫瘍摘出(部分)と卵巣子宮全摘出のコンビネーション

乳腺腫瘍が主訴で来院されたのですが、今後のため(乳腺
腫瘍の転移や子宮蓄膿症の発生など)に同時手術を了承
してくれました。

ミックス犬で11キロのワンですが、外見も、体(血液検査)も
目も歯も、まだまだ若い、酪農家さんの自由ワン。

ただ、内臓脂肪がひどく(汗)、卵巣子宮全摘出術の最大の
ポイントである、卵巣てい索と卵巣動静脈の部分が、がっつり
脂肪に覆われ、大変でした(大汗)。。

支持糸が脂肪の油分でぬるぬる滑って。。。
支持糸がつかみ難い。。
しかし、ここで糸を「かんし」で掴み、「かんし」をひっぱっては
力加減が分からず引っ張りすぎて組織損傷になってしまうの
で注意。かんしで掴みながらも糸自体をひっぱります

うん、何十、何百例やっても、状況は千差万別。。要注意です。

今は、麻酔から覚めて、脱走しようとしてますが(笑)

今日も夜の部の手術は猫の卵巣子宮全摘出。
ワンに比べれば、非常に楽な手術ですが、気は抜けません。

最近は、病気や怪我での手術は少ないようで、おおよそ
産科関連(不妊手術)ばっかりです。

雪深いこちらの地方も、ずんずんと雪解けが始まっているようで
本州とはかなり時間差がありますが、にゃんこの恋の季節でも
あり、分娩の季節でもあるようです。なんせ二か月で出産する
のですから、驚異的ですよね!
2009年03月12日 (木) | 編集 |
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当院はちっちゃなクリニックですので、独立した「入院室」が
ありません。←ネックですが、逆に良い点もあります(汗)

※ 今時、独立した入院室が無い動物病院も珍しいか(爆)。

入院室が無いぶん、入院ケージの扉には少し工夫がして
ありますし、換気にも工夫してありますが(大汗)

ですので、手術台のそばに、入院ケージがあります。

今日の院内風景。。。

手術台に終了したばかりのにゃんこ(猫不妊)、入院ケージ
には、さきほど終了してまだ寝ている雄猫(去勢×2)たちが
います。

今日は夜の部で、もう一件猫不妊が予定されています。
春の気配かな(発情の季節)???

※ 以下の過去アップした画像を見ていただくと、当院のレイアウト
  が、だいたい推測できると思います。(←診察台、手術台、入院
   ケージ などの位置)

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2009年03月10日 (火) | 編集 |
犬不妊手術(卵巣子宮全摘出)って、簡単そうに見える?かも
しれませんが、実はとっても大変で大仕事なのです。

不妊手術は比較的安く設定している病院が比較的多いため、
「安い手術だから、難しくないんだな」と思っている飼い主さん
も多いようです。

安いのは実は「集客」のためなんですよ(内緒。。。)

当院は普通に高いです(笑)

さて、その手技は、各病院、若干の違いはありますが、以下
のとおりです。(術前の血液検査は省略します)

処置台で
1、血管確保(ルート確保)
2、鎮静剤投与
3、麻酔導入剤投与
4、術野のバリカン、

手術台へ移動して
5、気道確保(気管チューブ)+吸入麻酔器への接続
6、心電計など装着
7、術野のてい毛、消毒
8、手術用手袋の装着して手術開始

皮膚切開、皮下組織切開、腹筋および腹膜切開、腹腔内探査して
卵巣、子宮を確認して、卵巣部位をなるべく創外へ出して、結さつ、
子宮体部(膣近く)も結さつして、卵巣、子宮を、切除、そして腹膜
腹筋縫合(吸収糸)し、皮下組織縫合(同)し、皮膚縫合(ナイロン)
で終了です。

手術終了後
9、麻酔覚醒深度に合せて、気管チューブの抜去。
10、手術創の保護テーピングなど
11、抗生物質などの投与
12、入院室への移動

この間(鎮静剤投与開始から)、中型犬(10-20キロ)平均で約40
分かかります。


しかも、病気での手術ではありません、「健康状態で手術するのです
から、健康な状態で絶対に返さなければなりません」


40分間の緊張状態。。。。案外、飼い主さんが考えているほど、簡単
なものではなく、想像以上に手間隙と時間と「思い」がかかっています。

このような、手術でも、「価格競争」で、患者さんの奪い合いがある地域
もあるようですが、それに乗せられる飼い主さんであって欲しくはないな
と思っています。
2009年03月09日 (月) | 編集 |
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最低はマイナス9度ですが最高(日中)6度まで気温が
上がり、暖かい!(この地方では)(笑)
案外、雪解けが進み、このまま、春になってくれれば。。と
思いますが、そうはいかず、おそらく一回30センチの積雪が
二回は来るだろうなと。。。

今日、月曜日は、犬雌不妊(卵巣子宮全摘出)の予定手術
がありさきほど無事終わりました(画像の子です)。

飛び入りの、ニャンコの口腔疾患(+膿瘍切開)を午前中に
処置(全身麻酔)し、あと、やはり飛び入りの猫不妊手術を
夜の部で2件
、予定しています。

少し、忙しいけど、冬の雪解けのように、暇が解けて、少しは
忙しくならないとね(^^)。
2009年03月06日 (金) | 編集 |
当S.P.C の位置は。。。

北海道の中央部あたりの「十勝地方」の南十勝地区にある更別村。
十勝地方の中核都市(地方都市)の帯広市まで車で普通に走って
40分といったところです。

で、その帯広市に、当S.P.Cが移設当時からお世話になっている某
動物病院があります。

某動物病院は、内科や皮膚科などは優れているのですが、外科的
な症例に関して苦手な手術もちょびっとあるようです。
(S.P.Cと逆パターンですな(汗))

昨日は雄犬の「停留精巣(陰睾)(腹腔内)」の出張手術を請け負って
やり、今日はまた、夜の部で別の手術で出張に行きます。。

んが、、、今日は昼ごろから大雪で、積雪予報30センチ。。。。
夜半まで降り続けるらしいです。

片道40分往復80分。。。しかも夜!無事帰ってこれるでしょうか(大汗)。。。
2009年03月04日 (水) | 編集 |
昨日の歯石除去+抜歯数本 は13歳のトイプードルちゃん。

とても臆病(何かあるとプルプル震えるタイプ)だけど比較的
丈夫で、あまり動物病院にはかかったことが無いとのこと。

最近、ちょくちょく下痢するのと、食欲不振とのこと。

さて、診察。。。

かなり痩せています。BCSは良くないレベルです。で、おもむろ
に口腔内チェックしてみました。

唖然。。。。

すべての歯の周囲に分厚い泥色の歯石ががっちり(抜けそうで
ぐらぐらの歯も数本それも泥色の分厚い歯石で覆われて)!!

口臭は、ものすごい、どぶ川が腐ったような匂い。。。。。

飼い主さんは、とても、かわいがっているようです。
口臭や歯石にはだいぶ前から気がついていたのですが、いつも
行ってるトリミングショップの方に「こんな臆病で繊細な子を麻酔
かけて処置したら死ぬよ!」といわれ続けていたらしいです。


う~む。。。。個々の健康状態まで指導するとは(笑)
それにしてもあまりに放置しすぎ。。。。

5年に一度見るか見ないかぐらいのひどい歯石状態で、思わず
画像を撮るのを忘れてしまいました。

心臓にも異常(弁閉鎖不全)がみられましたが、無事、鎮静麻酔
下での処置後、さっぱりとして帰っていきました。

注 歯周病(歯茎や歯石に関する)、特に歯石は「ばいきんのかた
  まり
」です。常に、唾液とともに悪いばいきんが胃腸に入ってい
  っている状態ですので、細菌性胃腸炎や膀胱炎などに陥りや
  すいのは当然のことですので、歯石は案外あなどれません。


2009年03月03日 (火) | 編集 |
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「なんてことはないんだけど。。」う~ん??なんか変な日本語だ
けど、あってるのかな??「たいしたことはないんだけど」っていう
意味でいいのかな。。

画像は今日の昼の部の手術の「犬 去勢(睾丸摘出)」です。

だいぶ前のブログの記事にも書いたのですが、不妊手術(雄、雌)
の場合の切開創の保護は、各動物病院さまざまです。

絆創膏はいらないけど、服を着せるとか、エリザベスカラーは絶対!
とか。。。

私の場合は、猫不妊(雌)ケースと、犬去勢(雄)のケースでは同じ
ような創傷保護です。

ナイロン糸+ステンレスワイヤー で縫合して強力絆創膏で保護し
ます。エリザベスカラーはしません。

平均2日目程度で、絆創膏は剥がされてしまい、創を舐めなめします
(抜糸まで絆創膏がついていることも多いです)が、これまで、
過去何百例でも、問題が起こったことはありません。
二日目程度で小さな切開創は癒合してしまうことが、「問題はでない」
要因かもしれません。

創が小さいので「まあ、なめても大丈夫!」だからですけどね(汗)

もちろん、こういったケース以外の「どうしても舐めてはいけない」場合
は、エリザベスカラーをしたり、服を着せたり、工夫はします(笑)