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★ どんぐり村の動物病院 S.PET.CLINIC の日常や記事  ★ 正真正銘の「村」の小さなクリニックから発信 ★ 検索フォームで過去記事のキーワード検索もできますよ!  平日9-12、15-18  【土日祝日要電話】
2009年01月29日 (木) | 編集 |
さて、今日の予定手術は半ノラニャン(一週間前から居ついて
しまったそうです)の不妊手術。

一週間前はおなかがそんなに膨らんでいなかった(食べていな
かったせい)のですが、最近の食欲はすごいらしくかなりおなか
もでっぷりとしていました。

急におなかがでてきたので、飼い主さんも心配して、「妊娠では
ないでしょうか?」ということで、まずはエコー検査。

妊娠の兆候はありませんでした。

で、そのままお預かりして、昼に手術です。

麻酔導入後、バリカン、てい毛。。。。
乳頭の大きさから判断して分娩の経験はないようです。

うん?あれ??皮膚創はまったくわからないけど、白線(腹筋の
合わせ目で、おなかの中央を縦に走行していて、通常の開腹
手術はこの白線上を切開します)が、骨下から、恥骨前まで
長い範囲でややなんとなく隆起しているように見えます。


これが「創」だとすると、かなり全長が長いので通常の不妊オペの
「跡」ではありません。

1、重大な急性腹症などでの大きな開腹手術をした痕跡
2、妊娠後期のほぼ分娩直前期の卵巣、子宮全摘出術の痕跡

のどちらかの可能性が非常に高いと思われます。

1の場合、まだ、卵巣、子宮が残っている可能性がありますので
今回は、再度、開腹させていただきました。

通常の卵巣切除の術式(創が小さい)では、子宮つりだしフックに、
子宮がかかって来ませんでしたので、創を広げ、直視下で、子宮を
探査しました。

が、結局、卵巣、子宮ともに、切除されているようで、みつかりませ
んでした。

というわけで、この子は、今回、不必要な開腹手術を受けたこと
になってしまって申し訳なかったですが、今回はいたしかたない
かなあ~。。。

良くあるパターンとしては、いかにも、不妊手術しましたっていう痕跡
が「その部位」にある場合があります。←皮膚創や腹筋創
そのような場合は、てい毛段階で、オペは中止となります。


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2009年01月27日 (火) | 編集 |

IMGP0513.jpg



一般手術(特別な器具やスタッフが必要ではない)が少なかった
12月と1月。。

で、昨年のひと月平均の手術数は移設1年目の当院では約16件
でした。

北海道の地方都市の中核病院(獣医師3人クラス)のオペ数は
平均60件
ぐらいのようです。

こう比較すると、「まあ、オペ数は少なからず多からず」といった
ところなのでしょうか。「村」のどうぶつ診療所としては。。。
(手術内容は中核病院では難易度が高いものが多いですが)

あんまり、手術が無くてヒマだとイヤ(大汗)なので、2月は予定が
入ってほしいなあ~。
2月あたりからニャンコの不妊オペなどが増加してくる傾向にあり
ます。昨年の2月には25件の手術がありました。

昨日は猫去勢、今日も猫腫瘍切除が予定されているけど、実は
先週は手術ゼロでした(泣)。。。。

外は最低マイナス10度だけど(これでもなんだか例年にくらべて
異常に気温が高い)、もちろん、懐も寒いのだ(大汗)。。。
2009年01月23日 (金) | 編集 |
IMGP0510.jpg

当S.P.Cは小さいながらも、そこそこ?骨オペ(ピンやプレート)
もまあまあ出来ますが、骨盤や脊椎の整復手術は得意では
ありません。

今日の急患(受傷は昨日←交通事故)の場合(画像参照)も
大学病院や、脊椎損傷の手術経験の多い先生のおられる
病院に依頼しなければなりません(大汗)。

しかし、画像のように、脊髄が分断されているようにも見える今回
のケースでは、骨折の整復はもちろんうまくいくでしょうが、損傷した
(というレベルははるかに超えています)脊髄が機能し、「起立できる」
確率はせいぜい5パーセントに満たないのでは。。。。と思います。
ひいては、歩行できるようになる確率はゼロに近いでしょう。。

このようなケースで、10-20万円以上の治療費を前提に飼い主さんに、
二次病院でのオペを推奨できるのか。。。。。。。

手術したとしても手術しなくても、結果(起立不能、麻痺や運動障害、
排尿、排便障害)は変わらないのではないか???

それでも、やはり、まずは物理的な骨折整復が先決なのはわかって
いるのですが。。。

検討中です。結果は早めに出さなければ。。

2009年01月20日 (火) | 編集 |
腹式努力性呼吸のワンの胸部レントゲン撮影し、ひどい血尿
の別ワンの腹部レントゲン+エコー検査を実施し、また別ワン
の腹水貯留の腹水抜去処置をする。

そして、FVR(ネコ伝染性鼻気管炎)が疑われる結膜炎(+涙眼)
のニャンコの処置をして、別ニャンの腎臓用処方食を渡す。。。

う~ん、なんか平和だ(汗)。。。

ヒマだと感じるのは、予定手術が無いせいかな。。。

明日朝は冷え込みそうだ。。おそらくマイナス15度かな。。。
これでも去年の今頃はマイナス25度はいったような。。。

2009年01月19日 (月) | 編集 |
DSC01394.jpg

ちょうど1週間前にドカ雪(80-90センチ)が降って、やっと除雪、
排雪がおわってひと段落したのに、おきて破り((笑))の今日の
ドカ雪(60センチ)。。。。(去年は、この一回の量がほぼ一月間
隔でした。)

1週間前に比べて、今回はかなりのパウダースノーだったので、
作業は比較的楽でしたが、朝から疲労困ぱい。。

それでも、更別村は小さいながらも除雪体制がしっかりしている
ので、画像のように自宅前の生活道路も朝8時前にはしっかり
排雪してくれますので非常に助かります。

画像のクルマは雪の多さを見てもらうための物差しです。(例の
事故の代車です)。



2009年01月16日 (金) | 編集 |
IMGP0509.jpg


案外多いのが、猫の外傷で来院されて、鎮静処置によって
外傷処置しなければならない場合、ついでに「去勢手術
するケースです。

今日も、さきほど腕のケンカ創が自壊してひどい状態
のオスニャンが来院され(以前もこの子はひどいケンカ
創で処置している)、今度は観念して?去勢が適用され
ました。去勢することによって、なるべくケンカしないよう
になることを期待しての適用です。

本ニャンにとっては「なんでワイがタマタマとられるねん!!」
(なぜか関西弁(笑))

てところでしょうが。。。  ケンカして大怪我したり、大騒ぎ
(逃亡、追跡)して道路に飛びだして交通事故に遭ったり、
悪い伝染病にかかるより このほうがいいんよ! 

全身麻酔も一回で済むから料金も格安ですむんよ(笑)。

うん、しかし、最低マイナス15度、日中でもゼロ度の環境で
よく外でケンカするもんだ。。。どこで出会うんだ君達は?


 

2009年01月14日 (水) | 編集 |
IMGP0508.jpg

有名な「ごんぎつね」と同じ作者の「新美南吉」氏の作品で
やはりきつねモノで「てぶくろを買いに」っていう名作があり
ましたが、それとは関係ない(オイオイ!)のですが。。。。。

うっかり、手術用手袋(サイズ7.5)のストックを切らしてしまい、
本当は昼に二件やる予定であったオペを一件しかできません
でした(汗)←午後には手袋が届きますので夜やります。

画像は助手さん用のサイズ6.0ですがこちらのストックと間違っ
ていましたです。。

う~ん、でも、ごんぎつねは今読んでも泣ける話ですよね。。
てぶくろを買いに。。はハートウオーミングな話ですね(^^)。
帽子屋さんが「粋」ですね。

てぶくろを買いに←絵があればもっといいのですが探せませんでした。
2009年01月14日 (水) | 編集 |
当ブログの8-9記事前の「心疾患+腹水+腹腔
内腫瘍」のワンとほぼ同じパターンの別ワンが
昨日来院。。
薄血様腹水(炎症像あり)1リットルを除去しました。
体重8キロ程度ですのでけっこうな量です。

エコーでも腹腔内巨大マスを確認しましたが、開腹
手術は適用では無いと判断し、対症療法を継続し
ます。。

昨日は、猫不妊2頭、猫去勢1頭、診察室点滴2件など
があり(その他一般診療)、けっこう慌ただしかったので
すが(←獣医師2人以上の中規模病院であるなら、屁
でもない仕事量ですが)、今日は朝からまったくヒマし
ております。本日の予定手術も猫不妊1頭だけ。。。

超忙しくてパニックになるのが一番嫌だけど、ひっどく
ヒマなのも困るなああ~(大汗)。

その後、、、
祈りが通じたのか、外傷断尾+ついでに不妊オペ
ニャンが来ました。。
2009年01月12日 (月) | 編集 |
IMGP0506.jpg


10、11日と道内大荒れの天候でした。
ここ南十勝地区は雪の多い地域です。
やはり2日間で約80センチ以上積もりました。
画像はもう降り止んで、ある程度「除雪」が終わ
ったクリニックの前の商店街の様子(12日午後
5時)です。

明日からは、これらの雪を「排雪」する作業が待っ
ています。とはいってもこれだけの雪(積み上げられ
た雪の高さは2メートルちかくあります)ですので
人力では不可能なので重機やダンプが中心になっ
て村総出でやります。

さきほど、入院治療中(急性肺炎および腸炎)のニャンコが亡くなりました。。。
約8日間ずっと入院していたのですが、好転しませんでした。
飼い主さま、申し訳ありませんでした。ニャンコもごめん。。

2009年01月09日 (金) | 編集 |
IMGP0504.jpg

本日昼の部の手術のニャンコの画像です。

小さな乳腺腫瘍が感染を起こしてこのような「ブドウ」状になった
ものなのかもしれません。
パピローマ(乳頭腫←乳頭にできるから。。ではありません、形状が
乳頭に似ている故の名称で皮膚のどの箇所にも発生します)なのか
もしれません。

いずれにしても、今回は「大きくて湿潤して表面が化膿」しているので
手術適用です。

同じ側の乳腺(上、下)にも浸潤はなく、「導管」も発達していません
ので、「部分摘出」で経過観察としました。

一般的な乳腺腫瘍(非感染性)の場合、このような状態のものが皮下
組織に埋もれているのがパターンですが、今回は、キレイにそれが露
出しています。

さて、さて、検討します。。
病理検査に出すかどうかは飼い主さんと
相談になりますが。。

夜の部(今夜から明日にかけて暴風雪だそうです)の手術は
ワン去勢が予定されています。

追伸 今日、クルマの後ろバンパーとバックドアを支柱にぶつけて破損
    させてしまいました、明らかな不注意でした。。。
    修理代金はおそらく10万円以上かかりますが、しょうがないッス。
    人身事故や対クルマ事故でなかったのでよしとしなければ(泣)


2009年01月07日 (水) | 編集 |
IMGP0499.jpg

わが「村」にも、犬、の純血種は沢山います(汗)。
マルチーズ、シーズー、MD (ワイヤーも)、チワワはもちろん
柴、トイプードル、ボストンテリア、サモエド、St.バーナード、
Gレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、コリー などなど。。

でも、猫の純血種はあまりいない?ようです。
アメショ、ペルシャ、ヒマラヤン、ロシアンブルー、ソマリ、
Sホールドなど、前任地(日高地方)ではまあまあ診ていた
猫種たちをそうそう多くおみかけしません。

これまで、アメショ1、ペルシャ1、Sホールド1ぐらいかなあ。。

人口3-4千人の小さな「村」ですので、動物飼養頭数もさほ
どでは無いのであたりまえといえばあたりまえですね。(通院
可能診療圏の人口は近隣町村併せて約2万人ほどです)。

で、こちらに移住してきて診療開始後、しばらくぶりに猫の純血種に
出会うことができました((笑))

ラグドールの5ヶ月の男の子です。けっこうキリリとして気が強
そうですが、実際はとても優しく穏やかだそうです。
ラグドールの「血」なんです。抱っこされたりするのがとても好きな
種類なのです。人形(ドール)のように物静かで穏やかという意味
です。

実はうちにも13歳のばーさんラグドールが居ます((笑))
なかなか味のあるニャンコです。

この画像のニャンコのカラーは「バイカラー」といって額の八割れ
模様が特徴なのですが、眼のまわりの柄がやや左右非対称な
ので、ショータイプではなくペットタイプということになりますが、
これはこれで愛嬌がよろしいですね。色は成長とともにもう少し
濃くなります。

あ、でもね、私が一番好きな猫は「雄のドラ猫」!!
フィールド(外)を棲家として、たまたまをぷりぷりさせて、
のしのし悠々と歩き、ほっぺたがぶっくり膨らんでガチガチ!
それでもって人には優しい。。。
が、ここ、南十勝の更別は冬は最低マイナス20度はしょっちゅうの
寒い地域、なかなか、のらニャンや、ボス猫が常にいるという環境
ではないです。。

会いたいな「つわもの(猛者)」に!!((笑))
皮膚が硬くて注射針が刺さらないんだアイツ達は((笑))


2009年01月06日 (火) | 編集 |
IMGP0496.jpg
IMGP0497.jpg
IMGP0502.jpg

※ブログを見た大学の同期生から指摘(「それ、ちゃうで!」と(笑))
 があり、一部文章を当初から修正しました。サンキュー!

生後三ヶ月半のグレートピレネーズ犬の両後脚
に発生している「狼爪」。

※ピレネーやセントバーナード、バーニーズ、などの大型犬では
 「普通にあるそうです」。

狼爪は、体が成長しても、「ぷらんぷらん」
していて「巻き爪」に注意すれば放置しても問題は
ないものです。通常?の狼爪は一本だけですし。。。

今回の子は生後間もなくの処置をせず(生後1週間
程度で狼爪は除去するのが妥当だといわれています)

※生後一週間ほどで「ちょん」と切除すればその後、狼爪
 で悩むことはなくなります。

今回は、、、

画像のように、狼爪は「シングル」ではなく「ダブル」タイプ
とっても見た目が悪いですし、狼爪を構成する「余分な指骨
」が太く頑丈に生育(画像三枚目のカンシの先)
してますので、今後もこの部分が
さらにでかくなって見栄えが悪いし、邪魔で危険である
ということから手術適用となりました。
 
創は案外と長くなりましたが、栄養血管にさえ注意すれば
オペの難易度は高くありません。

2-3ヶ月後に不妊手術を予定していて、そのとき、同時に
オペしようとも思いましたが、麻酔侵襲も小さくすむことから
今回、オペ実施しました。

当のワンは、お昼に手術して、夕方4時には元気に走り回って
お家に帰っていきました(^^)。
2009年01月05日 (月) | 編集 |
緊急手術が無く、例年になく穏やかな年末年始でした。

ただし、昨日は急性心不全の子であたふたしました。
ちょうど、帯広へ出かけている時に飼い主さんから
緊急コールがあり、クリニックに戻ることは不可能な
状態だったので、懇意にしている某動物病院の診察
室を借りて診療しました(汗)、その後、更別へ帰って
夜9時ごろ、再度処置、検査。。。

で、今日は今年初めての手術(雄猫の去勢が2頭)で
した。

明日は、骨オペ?が予定されています。

今年も麻酔事故などないようにやっていきたいと思い
ます。

あ!、そうそう。。元旦のポメちゃんは無事元気になって
帰っていきました。肝-門脈シャントのようなややこしい
(大汗)疾患ではなかったようです。
2009年01月01日 (木) | 編集 |
IMGP0493-2.jpg

あけましておめでとうございます。今年もよろしく
お願いいたします。

というわけで(汗)、元旦、朝8時に緊急とのこと
(もちろん休診日ですが、電話受付は可能なので)
で来院されたポメラニアンの3ヶ月の子。

状態が良くないので、点滴入院となりました。
(痙攣、起立不能、粘液~水様下痢、食欲廃絶など)

頑張れ!!

過度のストレス、低血糖、脳神経障害(てんかん)、感染症
肝-門脈シャント 考えられることはこれらですが、今回、
原因は特定できず、対症療法です。。